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整形外科では必ずレントゲンを撮るのですか?

  1. 医療コラム
診察で「骨は大丈夫そうなのにレントゲンはとるのですか?」という質問を受ける事があります。

答えは、基本的にはかならずとると言っても過言ではありません。なぜかというとレントゲンは骨折の有無だけを診ているわけではないのです。健側(怪我をしていない側)と比較することで、腫れの程度を見ることができます。また、軟骨内の石灰化や筋肉などの軟部組織や骨の中にできる腫瘍などがある可能性も考えられますし、退行性変化という加齢や運動の負荷が原因で骨が変形していることも考えられます。
患者さん自身の「折れていないと思います」という感覚が、生活レベルでは重要な感覚かもしれませんが、私たち医師にさらに注意深く診る必要があります。
痛みが強くなくても折れていることはたくさんあるからです。内出血がたまたま近くの神経のあたりでおこり、神経が圧迫されたりするとほとんど痛みを感じないこともあります。
また、不全骨折という自覚症状はほとんどないか、あっても軽い痛みだけの骨折もあり、レントゲンをとって初めてわかる骨折もあるからです。

整形外科だけではありませんが、病院・クリニックのスタンスとしては重大なケガや骨の病気が隠れていないかを見定めることが重要です。だから「骨は大丈夫そうですが」「ちょっと首や肩が痛いだけなのですが」ということであっても、基本的にはレントゲン撮影は整形外科では行うものだと考えていただければと思います。

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