Interview
インタビュー
このページでは、笹塚RMCクリニックの菊田敬三院長のインタビューを掲載しています。
菊田院長が、クリニックや患者さまへの想い、プライベートなことまで幅広くお話しています。
ご来院いただいたことのある方は当クリニックについてより深く知っていただき、ご来院いただいたことのない方は、お体の不調を感じられた際、ぜひ足をお運びいただけますと幸いです。
身近な不調の解消を、アットホームなクリニックで
─ 笹塚RMCクリニックの特徴を教えてください。
アットホームなクリニックというのがいちばんの特徴ですね。家庭的な役割を担える地域密着型のクリニックを目指しています。
─ 患者さんは、笹塚にお住まいの方が多いのですか?
遠くから来られる患者さんはほとんどおらず、9割以上は笹塚にお住まいの方です。
職場が笹塚にある方もいらっしゃいますね。この辺りでは比較的遅い時間まで診療しているので、お仕事帰りに寄りやすいのではないでしょうか。
─ 先生の専門分野である整形外科について、「どのよう治療をするのかよくわからない」という方のために、ご説明をお願いします。
このようなイメージを持たれている方はあまりいらっしゃらないかもしれませんが、「整形外科」なので、「骨が折れている」「神経が圧迫されている」などの症状を、手術して治す科なんです。
ただし、当クリニックのように街で開業しているクリニックには、手術するほどではない症状で来られる方が圧倒的に多いので、それに対する治療をするということになりますね。具体的には、怪我、慢性的な肩こりや腰痛など、いわゆる風邪と同じように「日常的に接することが多い、でもその症状があると困る」という方の診察や治療をする科だと思っています。
そういう意味では、いちばん身近にある科といっても過言ではないかもしれません。
─ どのような症状で来院される方が多いですか?
重症という方より、「ここがちょっと痛いから診てほしい」という感覚で来られる方が多いです。
─ こだわりの設備はありますか?
骨折したときに骨融合を速める超音波治療器を導入しています。「早く治してスポーツに復帰したい」という方のために取り入れたもので、超音波を照射すると、骨折の治療期間が短くなるんです。
実際に効果が大きいので、それを目当てに来られる方もいるほどです。
年齢を問わず、診療は患者さんの立場から
─ 患者さんへのカウンセリングで、心がけていることがありましたら教えてください。
カウンセリングだけでなく、患者さんと接するうえで心がけていることですが、診察の結果や治療内容など、専門用語をできるだけ使わず、わかりやすく丁寧に説明しています。それと、整形外科に来られる方は長く患っておられることが多いので、治るまでの期間の目安も必ずお伝えするようにしています。
患者さんの立場になって接するということですね。
─ 印象に残っている患者さんのエピソードなどはありますか?
最初に申し上げたように、当クリニックはアットホームで家庭的なクリニックなので、家族全員で通っているという患者さんがいらっしゃいます。昨日は息子さん、今日はお父さん、というように来ていただけるのがいちばんうれしいですね。
なかには3世代で来てくださっている方もいるんですよ。
─ ということは、幅広い年齢層の方が来られるということですよね。
そうですね。これは笹塚という土地柄もあると思いますが、お子さんから高齢の方までさまざまです。一般的に、整形外科には高齢の患者さんが多いかと思いますが、当クリニックはそこに偏っているということはないですね。
─ ひとりの患者さんを診る時間はどれぐらいですか?
来院してから、検査を含めリハビリがない方は10~15分、リハビリのある方は30分前後でお帰りいただけることを目標にしています。
待ち時間が長くならないよう心がけてはいますが、やはり混んでしまうときも多いので、そのようなときは待ち時間の目安をお伝えしてます。
─ 来院される方が多い時間帯はいつですか?
午前も午後も終了間際がいちばん混みますね。午前は12時前後、午後は18時から19時の間です。
そこまで広いクリニックではなく、どうしても立って待たれる方がでてしまうときもあるので、なるべくこの時間帯に重ならないように、早めに来ていただいたほうが待ち時間が少なくなります。
スタッフの育成は、「患者さん第一」を基本に
─ では次に、スタッフの方へ想いをお聞きしたいと思います。
当クリニックは、スタッフなくしては成り立たないクリニックです。整形外科では珍しくマッサージもご提供しているので、私の診療だけでなく、マッサージだけを求めて来られる患者さんもたくさんいらっしゃいます。だから、どちらかというとスタッフの仕事は肉体労働に近いんですよね。そんななか、多少無理な要望などをしても、嫌な顔ひとつせず「わかりました!」と聞いてくれて…。
そんなスタッフにはいつも感謝しています。
─ 新しいスタッフの方が入られたときは、どのようなことに気をつけていますか?
患者さんの迷惑にならないこと、患者さんが治療上の不都合を感じないことを意識していますね。患者さんへの接し方やスキルなどを見て、「もうひとりで大丈夫」と判断したスタッフにしか任せないようにしています。
受付のスタッフであれば、患者さんへの対応を見ます。受付の時点で患者さんを不快にしてしまうようなことがあってはいけないので、丁寧な対応を心がけてもらっています。
─ RMCグループにはさまざまなクリニックがあるので、ほかのクリニックのスタッフが診療に入られることもあるかと思いますが、
患者さんにそれを感じさせないようなスムーズな対応をされていますよね?
必ずひとりリーダーを立て、リハビリの内容などを詳しく書き残すように指示しています。
患者さんが「前回はあの人に担当してもらってとても良かったけど、今回はこの人だから良くない…」と感じることがないよう、どのスタッフが担当しても、患者さんには画一化された手技を提供するように努力しています。
きっかけは「ブラック・ジャック」
─ 次に、先生ご自身のことをお伺いしたいのですが、医師を目指したきっかけを教えてください。
子どものころから体や病気のことを調べるのが好きで、それがそのまま仕事になりました。自分のやっていることがそのまま人助けになるというか…、趣味と実益を兼ねた、という結果になりましたね。
─ いつごろから医師になりたいと思われていたのですか?
小学校1年生のときにはすでに言っていました。1年生から2年生になるときに配られた文集に、「お医者さんになりたい」と書いてありましたから。
─ そのときは、「何科のお医者さんになりたい」というのはありましたか?
整形外科ですね。もちろんそのときは、整形外科というのはわかっていなかったのですが、「切れた指をつなぐ」とか「怪我をした人を縫って治す」というイメージはもうあったみたいで…。
途中、「何科がいい」という寄り道はあったと思いますが、結局整形外科に行きつきました。
─ 身近に怪我をされた方がいらっしゃったとか、具体的な何かがあったのでしょうか?
いえ、しょうもない理由かもしれませんが、「ブラック・ジャック」ですね(笑)。初めて読んだ漫画がブラック・ジャックで、彼が怪我を治す姿に影響を受けたんです。
漫画だから内容はフィクションですが、作者の手塚治虫がもともと医師だけあって、医学的な描写はやはりリアルですから。
そこに共感できるところがあったのだと思います。
─ 小学生時代からの夢をかなえるなんて、すごいですね!
私は医師の家庭に生まれたわけではないのですが、父も母も、子どもが医師を目指すというのがうれしかったらしく、一生懸命応援してくれました。
家族との時間が仕事の活力に
─ 休日の過ごし方を教えてください。
運転が好きなので、家族と一緒に車で遠出することが多いです。リフレッシュできるし、オン・オフをはっきりさせるという意味でもいいんですよね。よほど天気が悪くない限り、家にいることはほとんどありません。海や山で自然を満喫することもあれば、テーマパークに行くこともありますし、ショッピングモールなどもよく行きますよ。7歳と5歳の子どもがいるのですが、家族全員で出かけるのがいちばん楽しいですね。
─ はまっていることなどはありますか?
強いていえばゲームですかね(笑)。スマホでゲームをするというより、テレビに接続して家族全員で楽しめる据え置き型のゲームをします。『スマッシュブラザーズ』という格闘ゲームとか『マリオカート』とか…。
─ プライベートの充実が、先生のバイタリティのもとなんですね。
では最後に、このホームページをご覧になった方へのメッセージをお願いします。
体のことで気になることがあったら、放置せず、早めに対処することが大切です。どんな些細な症状でも、気軽に来ていただければうれしいですね。