「重い物を持ち上げた瞬間、腰に激痛が走った」
「朝、起き上がろうとしたら突然腰が痛くなった」
このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
いわゆる「ぎっくり腰」です。
ぎっくり腰と言うのは正式な病名ではなく、急に起こった強い腰痛を一般的にそう呼んでいます。
では、ぎっくり腰になったら、まず何をすればよいのでしょうか?」
まずは無理に動かさない
ぎっくり腰になった直後は、痛みが強くて動くことも難しい場合があります。
このときに、無理にストレッチをしたり、痛みを我慢して動いたりする必要はありません。
まずは、一番楽な姿勢で休みましょう
仰向けがつらければ横向き、横向きがつらければ膝を軽く曲げた姿勢など、自分が楽だと感じる姿勢をとってください。
ただし、痛みが少し落ち着いてきたら、ずっと寝たままにしておく必要はありません。
ずっと安静にしていた方がよいい?
以前は「腰痛になったら、できるだけ安静にする」という考え方が一般的でした。
しかし現在では、長時間の安静は必ずしもおすすめされません
強い痛みがある間は無理をする必要はありませんが、症状が落ち着いてきたら、できる範囲で普段の活動に戻していくことが大切です。
ずっとベッドで寝ていると、体力や筋力が低下し、かえって日常生活への復帰が遅くなることがあります。
温める?冷やす?
「ぎっくり腰は冷やしたほうがいいですか?」
これもよく聞かれる質問です。
急性の腰痛では、冷やすことで痛みが楽になる方もいます。一方で、温めたほうが楽に感じる方もいます。そのため、必ず冷やさなければいけない、あるいは必ず温めなければいけない、というわけではありません
自分が楽に感じる方法を選ぶとよいでしょう。
ただし、低温やけどには注意しましょう。
コルセットは使っていい?
腰痛が強く、動くのがつらい場合には、コルセットを使用することで動きやすくなることがあります。
ただし、コルセットを着ければ腰痛の原因そのものが治るというわけではありません。
痛みが落ち着いてきたら、少しずつ普段の活動に戻していくことが大切です。
「ぎっくり腰だから大丈夫」と決めつけない
突然の強い腰痛でも、すべてが単純なぎっくり腰とは限りません。
例えば、
●足に強いしびれがある
●足に力がはいりにくい
●発熱がある
●転倒や強い衝撃のあとから痛くなった
●安静にしていても非常に強い痛みが続く
●高齢の方で、軽い動作のあとから急に強く痛くなった
といった場合には、椎間板ヘルニアや脊椎の骨折など、別の病気が隠れている可能性があります。
また、非常にまれではありますが、感染症や腫瘍などが腰痛の原因となっていることもあります。
このような場合には、自己判断で様子をみるのではなく、医療機関を受診することをおすすめします。
ぎっくり腰はどれくらいで治る?
ぎっくり腰の経過には個人差があります。
多くの場合、時間の経過とともに徐々に痛みが軽くなっていきます。
ただし、「〇日で必ず治る」というものではありません。
痛みが強い場合や、なかなか改善しない場合、足のしびれなどを伴う場合には、整形外科で原因の確認をすることが大切です。
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