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四十肩について

  1. 医療コラム
四十肩がなかなか治らないと感じている方へ 


~四十肩は段階を理解し、適切なケアをすることが重要~


四十肩(正式には肩関節周囲炎)は、40代以降に多く見られる肩の痛みと動きの制限を伴う疾患です。「なぜ治らないの?」と不安になる方はかなり多いのではないでしょうか、実はこの症状には明確な進行段階があり、それぞれに応じた対応が必要です。


四十肩は主に「炎症期」「拘縮期」「寛解期」の3つの時期に分かれます。最初の炎症期では、じっとしていても肩がズキズキ痛み、寝ている時も痛くて腕の置き所に悩むといった「夜間痛」があるのもこの時期になります。この時期には無理な運動は避け、消炎鎮痛剤などで炎症を抑えることが重要です。無理に動かしたり、過度なストレッチをしたり患部をぐりぐりマッサージするとかえって症状を悪化させる恐れもあり、注意が必要な時期になります。


続く拘縮期は、炎症期と重なりながらやってきます。少しずつ炎症は治まりつつあるものの、肩関節の動きが制限され、「動かしたいのに動かない」状態が続きます。この時期は、痛みを我慢しながらの運動ではなく、マッサージやストレッチなど適応を見極めた上で、徐々に可動域を広げるリハビリが有効です。


最後の寛解期になると、痛みや可動域の制限が少しずつ改善されていきますが、ここまでに数か月〜1年以上かかることもあります。


四十肩はこのように「炎症期」「拘縮期」「寛解期」の3つの時期を何カ月もかけて進んでいく疾患で、決して一回の治療で治るようなものではないのです。「時間がかかる疾患」だと理解ることが、焦りや不安を軽減し、治療に向き合う第一歩となります。


また、日常生活では良い姿勢を保ち、悪い姿勢(猫背や片方の肩ばかりに負担をかける姿勢)は避けましょう。自分で出来るケアとしては、痛みのない範囲でのストレッチや温熱療法なども効果的です。


何より、肩の痛みが長引く場合は「年齢のせい」と自己判断せず、医師による検査は重要です。四十肩に似た別の疾患が隠れている可能性もあります。


「四十肩」は焦らず、じっくり向き合うことが一番重要なポイントになります。
当院では、各段階に応じた治療法をご提案し、皆様の生活の質の回復させるようサポートいたします。お悩みの方は、ぜひ一度ご来院ください。
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笹塚RMCクリニック