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有鈎骨骨折って何?

  1. 未指定
有鈎骨という骨はご存じでしょうか?

この有鈎骨、いったいどこにあるのかというと、手のひらの中にあって、小指と手首の間らへんにある小さい骨で、手根骨という骨に分類されます。

有鈎骨には鈎型の突起があり、小指や薬指につく腱の通り道で、滑車のような構造をしています。その作用は手首を捻る動作の時に働いたり、手をついた時の緩衝作用に働きます。

へえ~そうなんだ、、と普通の人は知っても知らなくてもという骨ではありますが、まれにスポーツ選手でこの骨を骨折してしまうことがあります。

それはどのようなスポーツかというと、野球のバットやテニスラケット、ゴルフクラブなど、グリップするスポ―ツにおこります。最近でいうと中日ドラゴンズの田中幹也選手などもこの骨折をおこしてしまい、2か月ほどの療養を余儀なくされています。

いったいどうして骨折するのか?その発生機序は、ボールが当たった際に衝撃がグリップまで伝わり、ちょうどグリップエンドに接触している有鈎骨が、その衝撃を受け止める形になってしまい骨折するというものです。

この部分を骨折したまま放置てしまうと、小指がしびれたり、握りづらくなってしまったり、最悪腱が切れてしまうこともあり、スポーツ選手にとっては非常に厄介な骨折になります。

軽度の場合は、ギプスなどで固定し、骨がくっつくこともありますが、完全に骨が離れてしまったものでは手術の適応となります。

手の骨は非常に複雑で、専門的な治療が必要になりますので、ひょっとしてこの痛みはそれかもしれない!と思われる方がいましたら、お早めに近くの整形外科で診てもらって下さい!
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笹塚RMCクリニック