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病院と接骨院・整体の違いとは?

  1. 医療コラム
病院と接骨院・整体の違いってなに?

「整形外科と接骨院、整体って何が違うの?」患者さんからよくいただく質問の一つです。
「病院ではレントゲンを撮ってもらえる」「薬を処方してもらえる」というイメージは多くの方がお持ちですが、それ以外の違いについては意外と知られていません。それぞれ役割や得意分野が異なるため、その違いを知っておくことで、症状に合った適切な治療を受けることができます。

接骨院や整体では、身体全体のバランスや姿勢、筋肉の硬さ、関節の動きなどを確認し、手技によって身体の状態を整えていくことを得意としています。一方、整形外科では筋肉だけではなく、骨、関節、軟骨、靱帯、腱、神経など、運動器全体に異常がないかを医学的な視点から診察します。必要に応じてレントゲンやMRI、超音波(エコー)などの画像検査を行い、痛みの原因を正確に調べられることが大きな特徴です。

また、整形外科では診察や検査で得られた情報をもとに診断を行い、多くの研究によって効果が確認されている治療法(エビデンス)をもとに治療方針を決めます。そのため、どの医療機関でも大きく治療方針が変わることは少なく、一定の基準に沿った医療が受けられます。一方で、接骨院や整体では施術者の知識や経験、技術によって施術内容が異なります。高い技術を持つ施術者も多くいますが、施術者によって結果に差が出やすいという特徴もあります。

特に注意しなければならないのは、「痛み=筋肉が原因」と決めつけてしまうことです。実際には、骨折や感染症、神経の病気、腫瘍など、マッサージや矯正をしてはいけない病気が隠れていることがあります。医療ではこのような危険なサインを「レッドフラッグ」と呼びます。こうした病気を見逃さないことも、整形外科の大切な役割です。

例えば、「腰が痛い」と一言でいっても、筋肉の疲労だけでなく、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、圧迫骨折、股関節の病気、内臓の病気が原因となっていることもあります。肩の痛みも、五十肩だけではなく、腱板断裂や石灰沈着、頚椎の病気が原因の場合もあります。

そのため、痛みが長引く場合や、強い痛み、しびれ、力が入りにくい症状、夜間も痛みが続く場合は、まず整形外科で診察を受けることをおすすめします。原因を明らかにした上で、その後にリハビリや接骨院、整体を利用することで、より安全で効果的な治療につながるケースも少なくありません。

当院では、問診、徒手検査、レントゲン検査、超音波検査なども活用しながら詳しく評価し、一人ひとりの状態に合わせた治療をご提案しています。また、必要に応じてMRIなどの精密検査を行い、見逃しのない診療を心掛けています。

「どこへ行けばいいのかわからない」「この痛みは様子を見ても大丈夫なのか不安」と感じたら、一人で悩まずお気軽にご相談ください。正しい診断と適切な治療が、早期回復への第一歩になります。
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