足首の痛み

  1. 医療コラム
 「たかが捻挫」と思っていませんか?足首の痛みを長引かせないために

スポーツや階段の踏み外し、段差につまずいた時などに起こりやすい足首の「内返し捻挫」。実は整形外科で最も多く診るケガの一つです。しかし、「捻挫だからそのうち治る」と軽く考えてしまい、痛みが何か月も続いてしまう方も少なくありません。

内返し捻挫では、足首の外側にある靭帯が伸びたり、一部が切れたりする「靭帯損傷」が起こります。特に外くるぶしの前方にある前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)が損傷しやすく、痛みや腫れ、歩きづらさの原因になります。

治療で一番大切なのは「正しい固定」

捻挫の治療では、テーピングやサポーター、場合によってはギプスなどを使用して靭帯をしっかり保護します。

ここで重要なのは、「ただ固定すること」だけではありません。足首をどの角度で固定するかが非常に大切です。角度が適切でないまま固定すると、靭帯が伸びた状態で治ってしまい足首の不安定性が残る原因になります。そのため、受傷直後から適切な固定を行うことが、早期回復への第一歩です。

捻挫をこじらせる3つのパターン

実際に長引く患者さんには、次のような共通点があります。

① 固定期間が短すぎる
「少し痛みが減ったから」と自己判断でテーピングやサポーターを外してしまうケースです。靭帯は痛みが軽くなっても完全には治っておらず、早期に動かし過ぎることで再び傷つき、治癒が遅れてしまいます。
逆に固定期間が長すぎると関節周囲の組織が硬くなってしてしまい、動かしにくさが残ってしまいますので固定を外すタイミングは非常に重要になります。

② 固定する角度が適切でない
固定方法や角度が合っていないと、靭帯が本来の長さで修復されず、不安定な足首になってしまうことがあります。

③ 固定後のリハビリを行わない
固定が終わった後は、足首の可動域を回復させるストレッチや筋力トレーニング、バランス訓練が欠かせません。この時期のリハビリを行わないと、関節が硬くなったり、再び捻挫しやすくなったりします。

実は骨折が隠れていることも…

「捻挫だと思っていたら骨折だった」というケースも珍しくありません。痛みや腫れが非常に強い場合や、体重をかけて歩けない場合には、小さな剥離骨折や関節内の骨折が隠れていることがあります。また、腱や軟骨を損傷している場合もあり、レントゲンだけでは分からず、必要に応じてMRIや超音波検査を行うこともあります。そのため、「様子を見れば治るだろう」と自己判断せず、症状に応じて適切な診察を受けることが大切です。

痛みが引いても油断は禁物!

「歩けるようになったから治った」と思っていても、片足立ちでふらついたり、しゃがみにくかったり、スポーツ復帰後に何度も捻挫を繰り返したりする方は少なくありません。これは足首の安定性やバランス感覚が十分に戻っていないサインかもしれません。再発予防には、筋力だけでなく、足首の感覚機能を回復させるトレーニングも重要になります。

足首の捻挫は、適切な
安静・固定と、固定後のリハビリまで行って初めて「しっかり治った」と言えます。当院では、痛みの程度や腫れの状態を丁寧に評価し、必要に応じて画像検査も行いながら、一人ひとりに合わせた治療をご提案しています。

「なかなか痛みが引かない」「何度も捻挫を繰り返す」「スポーツに安心して復帰したい」という方は、我慢せずお気軽にご相談ください。早めの適切な治療が、将来の足首の健康を守る近道です。
睡眠時無呼吸症候群
  • インタビュー
  • 日記・ブログ
  • 求人案内
  • インスタグラム
  • 問診票
  • チョイトレジム
LINE 03-3466-7771

笹塚RMCクリニック