こんにちは、笹塚アールエムシークリニックです。
前回は骨折の経過についてお話ししましたが、今回はリハビリについてお話ししようと思います。
骨折のリハビリはまず「固定中」と「固定後」のリハビリがあります。
まず、なぜリハビリが必要なのかと言いますと、骨折をすると固定をしますがその期間は動かすことが出来ません。そのまま固定が外れ、元通りになるかというとそうではありません。そして元通りになるまでに長い時間を要してしまいます。
そうならないためにも、「固定中」に動かしていく事で、外してから元通りになるまでに短い期間で生活に戻るためにもリハビリをしていきましょう!
では、どんなリハビリをするのかご紹介します。
まず、「固定中」です。
固定中は骨折した部分の上下の関節は固定してしまうので、曲げたり伸ばしたりすることは出来ません。
そこで行う運動は、「等尺性収縮」というものです。
簡単に言いますと、関節を動かさずに力を入れるという事です。
例えば前腕の骨折の固定中のリハビリでは、力を入れるのみの運動を行います。
その時行う動作としましては、力いっぱい握る時に肘周辺の筋肉が盛り上がるかと思います。ただ、指先を動かすと痛いかと思いますので、力をこめるようにするのがポイントになります。
そして、次は「固定後」の運動になります。
そこで行う運動は、可動域訓練になります。
固定が外れてすぐに元と同じように動かせるかと言いますと、そうではありません。
少しずつ動かして筋力を取り戻しながら元に戻していきます。
ですが無理は禁物です!
無理に動かしたりすると動けるような気がしてしまい、かえって違う怪我をしてしまうことがあります。なので、早く復帰したい気持ちはわかりますが、戻ったところで前と同じプレーはすぐには出来ないので、焦らずに治していきましょう!!
以上が、固定中と固定後に行うリハビリになります。
内容は、骨折や症状によって様々です。ですが、やり過ぎも禁物です。
リハビリ中に痛みが出るのはしょうがないですが、リハビリとは関係なく常に痛い場合は相談して下さい。
当院では、リハビリに関することなど行っていますので、一度ご相談してみてください!