こんにちは、笹塚アールエムシークリニックです!
今日は朝から雨でまだ寒いです…
体調を崩さないようにしっかりと体調を整えて行きましょう!
突然ですがニーイントゥーアウトという言葉を聞いたことがありますか?
運動をよくされている方ならもしかしたらご存じかも知れません。
立った状態から片足を前にまっすぐ伸ばして地面に足をつくと同時に膝を曲げてみましょう。
この時に膝が内側に、つま先が外側に外れてしまう状態をニーイントゥーアウトと呼びます。
実はこのちょっとした足の違いが大きな怪我に繋がることがあるのです!
ニーイントゥーアウトというのは膝の構造的には、
膝関節の内側が広くなり外側が狭くなった状態です。
そのために大腿骨と脛骨の間にある半月板の外側を強く挟み込んでしまい、
外側半月板損傷を引き起こしてしまうことがあります。
また膝が内側に入り込み過ぎてしまうがために内側側副靱帯が
過剰伸展されてしまうことがあります。
どちらの怪我もスポーツをされている方にとっては深刻なもので、
しばらくの間お休みが必要となることもあります。
ニーイントゥーアウトを起こす原因にはいくつかあります。
①足関節不良
ニーイントゥーアウトを起こしやすい人の特徴として足が扁平足、
つまり土踏まずがない人が多いということです。
扁平足だと歩行や着地のさいに地面からの衝撃を上手く吸収することができずに、
足関節が自然に外側へ向いてしまうケースがよく診られます。
扁平足がニーイントゥーアウトを引き起こす直接的な要因ではありませんが、
足関節を外側に逸れやすくしてしまうので注意が必要です。
②筋肉バランスの悪さ
股関節は内転内旋筋と外転外旋筋という二つの筋群が拮抗してバランスを保っています。
(もちろん他にもいっぱいありますが)
内転内旋筋は日常動作のなかでよく使われるものです。
内側の筋肉が使われている間は、外転外旋筋は伸ばされた状態となります。
筋肉の性質として長い間伸ばされすぎると力が弱くなるというのがあります。
内側の筋肉が強く、外側の筋肉が不十分であるがために膝が内側に寄ってしまうということです。
ニーイントゥーアウトは膝だけでなく下腿全体への影響も強く、足底腱膜炎や腓骨の疲労骨折
起こしやすくすると最近の研究で考えられています。
また普段運動をしない方でも筋肉のアンバランスが原因で姿勢不良を起こしてしまいます。
これはニーイントゥーアウトが慢性的な肩こりや腰痛の原因となることがあるということです。
怪我を繰り返してしまう方には意外な所に原因があったりするものです。
そしてその多くは自分ではなかなか気づけないものです…
お身体の不調やお悩みは、ぜひ笹塚アールエムシークリニックまでお気軽にお尋ねください!