こんにちは、笹塚アールエムシークリニックです。
日中は暖かくなりましたが、まだ朝は少し冷えますね。
体調を崩さないようにしっかりと整えましょう!
今日はスクリューホームムーブメントについてお話したいなと思います。
普段聞くことのないこの言葉、実は膝の曲げ伸ばしで重要な動きなんです!
まずスクリューホームムーブメントとは膝関節を伸ばしていく途中に、脛骨(ふくらはぎの骨)が
大腿骨(ふとももの骨)に対して外旋する動きをこう呼びます。
この動きがなぜ膝の曲げ伸ばしで重要なのかというと、
膝を伸ばし切った後に膝関節を安定させるために脛骨が回旋して大腿骨の位置と形に合わせる必要があります。これは回旋することによって骨同士の接地面積を全体的に増やすということです。
もしスクリューホームムーブメントが出来ていないと他の軟部組織に負担が過度にかかってしまい、
痛みとして現れてきてしまいます。
スクリューホームムーブメントの動きができてない理由にはいくつかあるのですが、
その多くは膝窩筋と呼ばれる膝裏の筋肉が関係しています。
膝窩筋の緊張が高まりることことで十分な機能を果たせず、膝の曲げ伸ばしと安定性が欠けることがあります。
変形性膝関節症だと膝の変形により、骨と骨がぶつかる痛みと思われる方がいますが、
意外と別の理由によるものがあります。そしてその原因がスクリューホームムーブメントであることが多々あります。そのため患者さんとのお話で「膝裏が痛い」を聞いたらいろいろな可能性を考えますが、この動きも選択肢の一つとなります。
お身体の不調やお悩みは、ぜひ笹塚アールエムシークリニックまでお気軽にご相談ください。