よく誤解されがちな骨折の認識についてお話します。
骨折というと完全にぽきっと折れている状態が骨折、亀裂が入っているだけのものはヒビ、そしてヒビだけなら大したことない、そう思われている方は意外と多いのではないかと思います。
実はヒビでもなんでも骨折は骨折、重症かどうかは折れている場所によることが多く、たとえヒビでも折れどころによっては手術しなければ治らない骨折もあるのです。骨折は放置していると変形治癒や偽関節といった後遺症を残すので、早めの治療が肝心になります。
また、骨折には骨癒合日数というものがあります。
グルトの骨癒合日数と言って、大まかに骨が安定してくる期間をいいます。
- ・中手骨 2週間
- ・肋骨 3週間
- ・鎖骨 4週間
- ・前腕骨 5週間
- ・上腕骨 6週間
- ・腓骨 5週間
- ・脛骨 7週間
- ・下腿両骨 8週間
- ・大腿骨骨幹部 8週間
- ・大腿骨頚部 12週間
必ずしもこれと一致はしませんが、折れる場所によって骨がくっつく期間もこんなに違うんですね。
骨折の診断はレントゲン検査が必須の検査になります。怪我をして痛みが引かないのなら早めの受診をお勧めします!